Leopard-I

レオパルト1 (Leopard 1/Leopard Eins) は、西ドイツが開発した第2世代主力戦車。
第二次世界大戦後に西ドイツが開発した初の国産戦車。開発開始は1956年。当時、西ドイツ陸軍(現:ドイツ連邦陸軍)が保有・運用していたアメリカ製のM48パットンの後継車両として、L7 51口径105mmライフル砲搭載・NBC戦対応30t級戦車という要件が定められ、クラウス=マッファイ社で開発がすすめられた。
一時はフランスやイタリアとの共同開発となったが、開発国同士で折り合いがつかず、西ドイツの単独開発に戻る。西ドイツの複数の兵器メーカーによるグループA(ポルシェ、MaK、ルーター&ヨルダン、ヴェクマン)とグループB(ルールシュタール、ハノマーク、ヘンシェル、ラインメタル)により競作され、後にボルクヴァルト社中心のグループC案も計画されたが、同社の倒産により中止された。一次試作車はA・B案共に2輌ずつ、二次試作車は試験結果の良かったA案が26輌、B案が6輌発注され、更にA案の先行量産型であるOシリーズ50輌を経て、本格量産に入った。